久米高畑36次調査で発見された
その他の時代の遺跡

縄文時代
  縄文時代晩期の竪穴住居址4は、直径約3.6mの丸い形で、床面上からは浅鉢と深鉢などの縄文土器の破片が出土しています。 
また、調理に使われたと考えられる様々な形の石器も出土しています。

弥生時代
  調査地の中央部分を中心に分布する長方形の土坑の多くは、弥生時代前期末から中期初めの頃のものです。貯蔵のために掘られた穴蔵であった可能性を想定しています。  
  また、西部で確認された竪穴5は、弥生時代の円形の住居です。この遺構では、壁を埋めた細い溝と柱穴が確認されています。

古墳時代
  古墳時代後期(6世紀〜7世紀前半頃)の建物後が検出されました。1世紀ほどの間に8棟の掘立柱建物と、4棟の竪穴住居が相次いで建てられました。このうち掘立1と掘立5の2棟は規模と形状が似ていることに加えて、柱筋をそろえていることなどから、同時に建っていた可能性も考えられます。                                   
  また、調査区西部で検出された掘立7は長辺の長さが10mを越える立派なもので、土地の有力者に関係のある施設ではないかと想定しています。
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